先日、奈良一刀彫お店を営まれている70代の大奥様とのお話で
素晴らしいお話を聞かせていただきました。
日頃から、色んなことに関心を持たれていてとても
アンテナの高い方なので施術中、雑誌をご覧になっては
あーだ、こーだと対話するのがとても勉強になりいつも
視野を広げていただくのですが、今回は大きいテーマを
投げかけられたようで強く印象に残ったので、1筆。
いつものように『oooさんの(一刀彫の作家さん)作品を見ると
全て欲しくなる位、好きやわ~』とおっしゃっていました。
素晴らしい作品というのは、デザインが素晴らしいのですか?
それとも、手仕事が繊細で素晴らしいのですか?
と、お尋ねしました。(もちろん、どちらもなんでしょうが・・・)
そしたら、『作品に品がある』と、
きっと、作り手に品がないと、作品にも品が生まれないはず。
私達の仕事も共通するのですが、基礎的な技術は時代と共に
進化して受け継がれていて、美的感覚も理論化されて
技術の足並みが万国共通になっていきているかと思います。
しかし、最後のバランスには、美しいと感じる心のバランスが
調和を取れていてなおかつ、品があるからそんな
品のある作品が生まれるのでしょうね。
そんな、発見をするきっかけをいただけたようでした。!!
ヘアデザインにも、品性を感じていただけるように
日々精進ですね!!
コメント (1)
『自分の仕事をつくる』(西村佳哲、ちくま文庫)を
是非是非お薦めしたく!
mixiにも書いたけど、
そっちで紹介しなかった前半部分も
手を使って技術でするお仕事には
参考になるはず。
久々に愛のあふれる良い本を読みましたので。
投稿者: takki | 2009年02月18日 00:03
日時: 2009年02月18日 00:03